退職後、もう一度治療と向き合う 〜立て直しの時間〜治療編⑤

治療編

退職後、私の心の中には

安心と不安が同時にありました。

毎朝の緊張から解放された安堵。

でも同時に、

「これからどうやって生きていくんだろう」という不安。

私の家は母子家庭で、弟たちもいます。

奨学金も借りていました。

親に頼るわけにはいかない。

自分で稼がなければいけない。

その現実は、退職した瞬間から重くのしかかりました。

「なんで自分ばかり、こんな目にあうんだろう」

神様を恨んだこともありました。

それでもまず必要だったのは、

次の就職先ではなく、

体調を整えることでした。

再びステロイドへ

退職時の体調は、入院するほどではないものの

腹痛と下血が続いていました。

体重は大学時代より約10kg減少。

大学時代は安定していたため、

主治医は大きな病院からクリニックへと変わっていました。

当時の治療は

ペンタサ、イムラン、ビオスリーの内服。

寛解維持に効果を感じていた広島漢方は、

主治医の方針や費用面の問題もあり中止していました。

そして、再び選択されたのはステロイド治療。

高校時代のつらい記憶がよみがえりました。

それでも、

「早く良くなって、働かないといけない」

その思いのほうが強く、治療を受け入れました。

ステロイド開始後、症状は比較的早く改善。

「今回はうまくいくかもしれない」

そんな希望も芽生えました。

就職活動と、新しい職場

約2ヶ月で症状が落ち着き、

ステロイドを内服しながら就職活動を始めました。

国家資格があっても、

潰瘍性大腸炎持ち、第二新卒。

簡単には決まりませんでした。

それでも、ようやく見つかった職場。

管理者も持病を抱えている方で、

体調への理解がありました。

直属の上司は感情的にならず、

丁寧に指導してくださり、

同僚にも恵まれました。

「今度こそ、やれるかもしれない」

そう思える環境でした。

しかし、再び

ステロイドを減量しながら働く日々。

そして約1年後。

もうすぐオフになるというタイミングで再燃。

下血、腹痛、下痢。

再燃は、あっという間でした。

やっと少しずつ責任のある仕事を任せてもらえるようになったのに。

また、絶望。

私には、ステロイドが合わなかった。

開始時は改善するけれど、減量で再燃してしまう。

今回は入院となりました。

職場に申し訳ない気持ちでいっぱいでした。

でも、

「待っているよ」

そう言ってもらえたことは、

本当に救いでした。

入院治療、そして再び漢方へ

入院中は

絶食、中心静脈栄養(鎖骨下から)、g-CAP。

約1ヶ月で改善しました。

けれど、心の中には不安が残っていました。

「このまま維持できるだろうか」

私の中で、最も効果を感じていたのは広島漢方。

主治医には相談せず、

広島の先生に連絡し、再開しました。

漢方を再開してからは、

約3年間再燃せずに経過。

ようやく、体調管理への自信が少しずつ戻ってきました。

それでも、人生は続いていく

体調が安定してきた頃、

次のステップを考えるようになりました。

理解のある職場には感謝しかありません。

それでも、やりたいことがあり、

ステップアップのために転職を決意。

それが、今も働いている病院です。

この病院で妻と出会い、結婚し、子どもも生まれました。

けれど、病気が消えたわけではありません。

再燃と治療は、これからも繰り返していきます。

潰瘍性大腸炎は

「治す病気」ではなく

「付き合っていく病気」。

その現実を受け入れながら、

人生のステージは少しずつ変わっていきました。

STパパ
STパパ

炎症を抑える要素で不足しがちなビタミン系・亜鉛を補うように

意識しています!!

 

 

 

次回

結婚、出産、仕事の責任。

ライフステージが変わる中での再燃と治療。

「守るものが増えたとき、病気とどう向き合うのか」

そこについて書いていきたいと思います。

⭐️治療編⑥|家族ができたとき、再燃は突然やってきた

治療編
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